簡単なことから始めれば、漫画は描ける
1,自分の好きな面白い4コマ漫画、例えば「少年アシベ」、「いじわるばあさん」を見て型を覚える。いきなり8ページ、16ページ、32ページにチャレンジしないこと。漫画はどんなページ数でも小さな4コマ漫画の連続。
2,漫画は主人公が日常、非日常で何をして、どうなったかという話。どんなページ数でも、2ページ毎に漫画は山場を迎え、読者を飽きさせないよう作るので2ページ漫画をまず上手に作る。
3,下手でも面白くなくても2ページ漫画を描いて、改善していく。コマ割は、強調したいところでコマを大きくする。描かなければ、面白いものは生み出されない。頭で考えているだけではだめで、キャラクターを描いて、簡単に背景を描いて、コマを割って、描き込むことによって前に進んでいく。描きながらどうすれば面白くなるか考えるのです。面白くなければ描き直せばよいのです。
2ページ漫画の実例
改善例の作品は、すべてセリフ、フキダシなし、絵に語らせる説明させるものになっています。しかも主人公の幼女が、転んでもタダでは起きないというのを強調して描いています。そうすると漫画がより面白くなりました。
作品A
改善例1
作品B
改善例2
作品C
改善例3
作品D
改善例4
作品E
改善例5
作品F
改善例6
作品G
改善例7
面白い漫画を描く心得
1,売れようと思うな。売れ線狙いをしない。自分の得意な分野で、かつ人が喜んでくれるこのを描く。描きたいものが人を喜ばせるものなら、尚良い。
2,大人になると現実の生活が楽しくなって漫画を必要としなくなってくる。そのためリアリティ、現実の生活を面白く描く。
3,人は一人一人違う独特の存在。多様な人生を見せ合うようなのが漫画なので、自分が面白いと思うことを突き詰めてみる。その人だけにしか描けない漫画になる。
4,ストーリーには型があるので、それを習得する。それは難しいことではない。主人公が巻き込まれたり、行動して、敵がいて、ライバルがいて、ピンチになって、それをなんとか克服する。主人公が成功しても、失敗してもどんでん返しがある。
5,漫画の試し読みを利用し自分の好きな漫画を見つける。自分の好きな漫画は、たいてい自分にとって描きやすいもの、描いてみたいものだったりする。面白い漫画から影響を受ける。