BL漫画を面白くするものとは、何か?

それは萌え、萌えとは一体何なのか?

面白いマンガを描くには、面白いマンガを読むことです。

BL漫画の面白さは何でしょうか。

それは深い人間関係、交流を描いているからです。

二次制作の漫画が、とても人気があるのはそのためです。

商業誌に比べ、深く突っ込んだ作りになって、原作への深い愛、

リスペクトを感じます。

ところでBL漫画マンガを評する時によく言われる、萌えとはどういう

意味なのでしょうか。

萌えー人や物、キャラクターへ強く心惹かれる、愛おしく思う気持ち

です。読者をドキドキさせるのです。

他には、狂おしいまでの庇護欲、産毛を撫でるような感覚、背徳感を

伴う心のむずがゆさという感覚のようです。

または、かわいすぎて身悶える、特定の偶像ー慈しみ、憧れ、性的興奮、

未完成、未成熟な存在へ沸き起こる、キャラへの強い好意、愛着、情熱、

欲望。絵を見てキュンとくるか?

Hまでの過程、相手を乱れさせたい、攻めと受けの関係性や葛藤、同性の

男性を好きになってしまう心の葛藤、純粋に好きな気持ち・・・

そういうのを描くのが萌えにつながるようです。

萌えを意識して表現してみました。キャラクターに可愛げを感じさせる

ような描き方をしてみました。

まだまだ努力が必要ですけれど。

バレンタインに吉良吉影に空条仗世文がドキドキしながらチョコを渡す話。

仗世文が吉良にハグされて恥ずかしがるシーン。

萌えとは何か教えてくれたBL漫画ー琥狗ハヤテ著の漫画

「与一とツグモ」1,2巻 プランタン出版

母狐の死により餓死した子狐ツグモが、山の神として再生し

狸の与一と山の自然を管理しつつ、家族の死、自立、仕事に熟練すること、

相手を思いやることなどを経験しながら学んで、与一との交流を

深めていくさまが、面白かったです。

ツグモが、すごく可愛く描写されています。

狸、狐、虎のモフモフ・・・これだけでも萌える。

いつかは別れる時画来る、それでも、どんなに深く愛し合って

いても、お互いに依存しない潔さもよかったな。

あと、自分の気持ちをストレートに相手に伝える、ツグモを見倣

おうと思いました。

ツグモの存在で笑うこと、大切な愛するものができたことに気づいた

与一は、もう一度生きてみることにするのです。

愛の力はすごい。

2巻目は、自然の神の龍と虎のカップル。虎が攻めで、受けの龍が自然の

管理で疲労するのを心配するのです。

龍が小さな虎を自然の神になるまで育てたようです。

BLは、ストーリーの懐が深いです。

読後の深い余韻がBL漫画の人気の理由と言えるでしょう。

「白狼の士」リブレ出版 お家騒動で山に逃げざるをえなかった若き当主と

呪いをかけられて狼になっている元武士の恋。若き当主が攻めの狼の恋人に

瓜二つだった。恋してはいけない相手に恋をしてしまったと苦悩する狼。

受けは攻めの元恋人の、身代わりに愛されているのだと苦悩する。

城に戻り、普段の生活に戻る受け。

保護してくれた者に言い寄られるが、自分の本当気持ちにやっと気づく。

受けの身の危険を攻めが救い、二人は思いを確かめ合う。

もう一つ短編があり、「アルファとオメガ」という題。

新旧?の鳥同士のBL。時代の終わりが来ている翼竜のような鳥と新しい

時代の羽毛の鳥が仲良くなる話。

ずっと一緒にいるというのは、物理的な事だけではなくて、心が

一緒にいるということなんだろうなと思いました。

「情人」と書いて、イロと読む題です。リブレ出版。

はした金でヤクザを刺すのを請け負ってしまったほどお金に困っていた

青年が、ヤクザの情人にされて、少しずつ自分でも気づかないうちに

攻めを好きになり、自分は本当に愛されているのか、いつか

捨てられるのではないか、自分の人生は何なのだろうと悩むのです。

女性でも同じこと悩むなあと思いました。親近感が湧きました。

受けは、紹介で手に職をつけますが、ヤクザの彼氏、攻めを愛していて

彼の元へ行きます。お互いの気持ちを確かめ二人の道がまた始まります。

相手への好きな気持ちを自覚して貫く受け、俺様攻めも受けのことが

好きだったんだなあと思いました。

このお話好きで何度も繰り返し読んでいます。

短編で「スノーマン」というのもあるのですが、こちらもあたたかいお話

です。子持ちの男やもめの男性に二十歳前の若い男の子が、好きになっては

いけない人と悩むのですが、実は両片思いだった、二人が一緒に暮らしたら

どんな風になるんだろうと想像の余地を残してくれる作品です。

土地の言葉が出て、いい雰囲気を醸し出されています。

「Stranger」プランタン出版 若い時は無法者だったが、改心して保安官

として職務を全うしていた攻め、荒野で馬が死んで危うく自分も乾燥した

地で死ぬところをネイティブアメリカンに救われる。

受けのネイティブアメリカンのことを好きになるが、昔の仲間がやって来て

悪事の誘いをしてくる。断ると殺すと言われる。それでも町の人を守る

保安官。苦難の時に、真の友、恋人を得るストーリー。

馬が躍動感のある描写。馬に乗る主人公を見るだけでも一見の価値が

あります。

唐の時代の話、敵対する殺し屋同士が恋をする。「剣と霧」1,2巻 リブレ出版。

最初の出会いが暗殺依頼の現場。

いつ寝首をかかれるか分からない状況でも、お互い惹かれ合い好きになって

いく。リスクがあるけれど、愛を全うする。そういうことを学べる漫画だった。

敵対するグループの者同士の恋愛ゆえ、二人が出会うと命の危険と引き替え

というのが波乱。

その度にお互いの気持ちを確かめ合い、お互いを思いやり心配し

結びつきが強まるというところを見せてもらえる漫画です。

BL漫画が人気の理由

心の交流と葛藤と共にあるセックスというのが人気らしいです。

あと苦しい、辛い恋をしているというのが、読者の心を揺さぶる、

共感を得るのです。

世間の物差しに叶わなくても、どんな過去があっても、あなたはあなたで

いいのだという確認みたいなものでしょうか。

確かに、自分らしく生きて、自分を生きてどこで誰といようとも、いつも

自分らしく振る舞えるのが真の自由ですから。基本ですから。

あとは多様な職業を垣間見るとか、受けの成長譚、レベルアップというのが

あれば読者を引きつけるようです。