BL漫画を面白くするものとは、何か?

それは萌え、萌えとは一体何なのか?

面白いマンガを描くには、面白いマンガを読むことです。

その前にBL漫画マンガを評する時によく言われる、萌えとはどういう

意味なのでしょうか。

萌えー人や物、キャラクターへ強く心惹かれる、愛おしく思う気持ち

です。読者をドキドキさせるのです。

他には、狂おしいまでの庇護欲、産毛を撫でるような感覚、背徳感を

伴う心のむずがゆさという感覚のようです。

または、かわいすぎて身悶える、特定の偶像ー慈しみ、憧れ、性的興奮、

未完成、未成熟な存在へ沸き起こる、キャラへの強い好意、愛着、情熱、

欲望。絵を見てキュンとくるか?

Hまでの過程、相手を乱れさせたい、攻めと受けの関係性や葛藤、同性の

男性を好きになってしまう心の葛藤、純粋に好きな気持ち・・・

そういうのを描くのが萌えにつながるようです。

萌えを意識して表現してみました。キャラクターに可愛げを感じさせる

ような描き方をしてみました。

まだまだ努力が必要ですけれど。

萌えとは何か教えてくれたBL漫画ー琥狗ハヤテ著の漫画

「与一とツグモ」1,2巻 プランタン出版

山の神として生き返ったツグモが与一と山の自然を管理しつつ、

家族の死、自立、仕事に熟練すること、相手を思いやることなどを経験し

ながら学んで、与一との交流を深めていくさまが、面白かったです。

狸、狐、虎のモフモフ・・・これだけでも萌える。

どんなに深く愛し合っていても、お互いに依存しない潔さもよかったな。

「白狼の士」リブレ出版 お家騒動で山に逃げざるをえなかった若き当主と

呪いをかけられて狼になっている元武士の恋。若き当主が攻めの狼の恋人に

瓜二つだった。恋してはいけない相手に恋をしてしまったと苦悩する狼。

受けは身代わりに愛されているのだと苦悩する。

もう一つ短編があり、「アルファとオメガ」という題。

新旧?の鳥同士のBL。時代の終わりが来ている翼竜のような鳥と新しい

時代の羽毛の鳥が仲良くなる話。

ずっと一緒にいるというのは、物理的な事だけではなくて、心が

一緒にいるということなんだろうなと思いました。

「情人」と書いて、イロと読む題です。リブレ出版。

はした金でヤクザを刺すのを請け負ってしまったほどお金に困っていた

青年が、ヤクザの情人にされて、少しずつ自分でも気づかないうちに

攻めを好きになり、自分は本当に愛されているのか、いつか

捨てられるのではないか、自分の人生は何なのだろうと悩むのです。

女性でも同じこと悩むなあと思いました。親近感が湧きました。

相手への好きな気持ちを自覚して貫く受け、俺様攻めも受けのことが

好きだったんだなあと思いました。

このお話好きで何度も繰り返し読んでいます。

短編で「スノーマン」というのもあるのですが、こちらもあたたかいお話

です。子持ちの男やもめの男性に二十歳前の若い男の子が、好きになっては

いけない人と悩むのですが、実は両片思いだった、二人が一緒に暮らしたら

どんな風になるんだろうと想像の余地を残してくれる作品です。

「Stranger」プランタン出版 若い時は無法者だったが、改心して保安官

として職務を全うしていた攻め、荒野で馬が死んで危うく自分も乾燥した

地で死ぬところをネイティブアメリカンに救われる。

受けのネイティブアメリカンのことを好きになるが、昔の仲間がやって来て

悪事の誘いをしてくる。断ると殺すと言われる。それでも町の人を守る

保安官。苦難の時の真の友を得るストーリー。

唐の時代の話、敵対する殺し屋同士が恋をする。「剣と霧」1,2巻 リブレ出版。

いつ寝首をかかれるか分からない状況でも、お互い惹かれ合い好きになって

いく。リスクがあるけれど、愛を全うする。そういうことを学べる漫画だった。

BL漫画が人気の理由

心の交流と葛藤と共にあるセックスというのが人気らしいです。

世間の物差しに叶わなくても、どんな過去があっても、あなたはあなたで

いいのだという確認みたいなものでしょうか。

確かに、自分らしく生きて、自分を生きてどこで誰といようとも、いつも

自分らしく振る舞えるのが真の自由ですから。基本ですから。

あとは多様な職業を垣間見るとか、受けの成長譚、レベルアップというのが

あれば読者を引きつけるようです。